<筆による表現、特に銀塗装等についてのあれやこれや>


まず最初に管理人からひとこと。


え〜、管理人さんのお勧めにより、 投稿者:ペガサス  投稿日: 1月 8日(土)20時23分2秒

本板にもMy銀塗装を掲載します。ほとんど画像板の転記ですが。

P−47Nでのハイブリッド塗りです。

下地としてクレオスのクロームシルバー+クリアを普通に吹きます。
次に平筆にクレオスのクロームシルバーびん生をかすれる程度につけ、一定方向にブラッシングします。
一応、パネル毎にマスキングして、筆が最初に塗装面に着地しないようにしてみました。胴体は上から下、翼は前から後、カウル先端は上
下前後クロス、一部パネルは下地が隠れるほど濃くブラッシングです。
ブラシの密度だけで、パネルのトーン変化が出せます。また、下地のトーン(黒を加えるなど)でも可能です。

さて面白いのは、クロームシルバーは、普通に吹いた場合は上からクリアを吹くと輝きが低下します。ところが、ドライブラシしたクロー
ムシルバーは、クリアを吹いても輝きが変わりません(厚吹きは保証の限りではありませんが)。筆で物理的に金属粒子を押さえつけるか
らでしょうか。クロームシルバーの溶剤も通常のシンナーとは違うようで、これが関係するのかもしれませんね。使った筆も、乾くとクレ
オスのシンナーでは落ちないので。
そして、このおかげでデカールにクリアコートすることが可能となるのです。

この塗り方は、下地の塗料、ドライブラシの塗料の組み合わせで、いろいろ変化させることができそうですね。もっといい組み合わせがあ
るかも知れません。

やまい教祖@灰降教、katsumik名人、筆一師匠、フォローお願いします。漫画さん、布擦り込み技法をご開陳くださいませ。

(*管理人から;もうハイブリッド塗りなんて方式に関しては、↑免許皆伝以上ですわね。(^^; 言うことナッシングでございます。私個人の手法と違う点は、私の場合 #8番吹いて乾いたらエナメル溶剤染みこませた綿棒で全体をこする。 #スミイレはメタリックグレイの薄いやつでラッカー系使ってわしわしと描いちゃう〜余分はさらに銀@筆でかぶせたり〜くらいでしょうか。なんにしても、たぶん読んでるよりやってみたら簡単かと)


弘法筆を選ばず 投稿者:mayonaka  投稿日: 1月 9日(日)01時28分44秒

とは申しますが・・
筆塗りの大家、カリスマ、教祖、帝王の皆様が続々といらっしゃる前に書き逃げご免
和筆の一種ですが昔はPOP屋さんやデザイナーも使っていた物に『ゴシック筆』と言う筆が有ります。形は面相筆と同じなのですが、この
筆は絵の具(塗料)を含むと先が一点にまとまらずに一定の巾に広がります。いわば形は面相で筆の先は平筆と同じと言えます。何が良い
かと言うと穂先が長い分、絵の具(塗料)がたっぷり含む事が出来、補充が少ない回数で済む点です。大きい画材店や塗料店においてあり
ます。お試し有れ

(*管理人から;この手の道具、教えていただかないと一般的には皆目情報が無いんですね。さあ、先達からいろんなお話、情報をいただきましょう〜。ああ、ありがたや)


謎のテクニック 投稿者:katsumik  投稿日: 1月11日(火)00時19分46秒

皆様なにやら気になっておられるとおぼしき、『布刷り込み技法@漫画さん』というのは、ひょっとしてムカーシ小生が氏に何となく伝授
したものだったかも知れませんね。
いや、その実全然なんてこたァなくてね、アルミ粉落ち予防にクリアーをたっぷりと配合したラッカー銀塗装の上に、薄めたエナメルのク
ロームシルバーを流し、あとはテキトーに半乾きの頃合を見計らってウェスで擦るというだけのこと。軽い銀磨きに近い仕上がりになっ
て、ハンブローやパクトラを使えば航空機のジュラ地肌を髣髴とさせる仕上がりにもなるし、また一方でタミヤの銀を使うなら、特にバイ
ク・モデルのエンジン周りなんかの、バフ仕上げされたアルミ鋳物の表現なんかにぴったりです。
至って簡単ですので、まずはトライ&エラー、何かジャンク・パーツででも試してみてはいかが?


どっひゃーっ!! 投稿者:どんじ  投稿日: 1月11日(火)00時59分55秒

↑ご開陳ありがとうございます。
あぁ、明日が(今日か)平日なのがうらめしい...やってみたいぞ。
(最近〜地上の〜F-1モデラーなワタシにもナイス?)

『(エナメルを)流し』、というのは
『ラッカーの塗装面に重ねて、流し込むような薄さで塗る』という
ような感じでしょうかしらん。


続編・・ 投稿者:漫画さん  投稿日: 1月11日(火)08時08分8秒

katsumikさんの技は、遥か昔に我が家での連夜の飲み会のおり、よく見せてくれました。「模型製作は酒の肴」その時、教えてもらったの
がクリヤーと銀粉の取り扱い。まあ、名人が地下に潜伏している間に、新しい素材が登場し、おいらの技法もそれなり変わりましたが・・
エナメル銀ながしが、クレオスファインシルバー銀粉擦り込むに変わっております。この方がクリアー部にくい込みますね。
しかし銀塗装はなんて楽しいのだろう!ね!やまいさん♪早いとこ、幻影さん作っちゃおうかな・・・

(*管理人から;クレオスのスーパーメタリックは良い、との印象を持っております。あれには「エアブラシで」と無粋なことが書いてありますが、いっぺん筆で塗ってみるとヨロシ)


餌に釣られ 投稿者:筆一@繁忙中  投稿日: 1月11日(火)19時14分33秒

僕は完成イメージが重要と思いますから、機体によって都度銀の塗り方は変えています。そのたんびの試行錯誤繰り返しとなります。@ベー
ス銀の選択A添加物は?B研ぎ出しは?「これだからやってみそ!」な〜んていいかげんなこと書けないし。そもそも銀塗り自体「各モデラ
ー永遠のテーマ」と認識してますし。たぶん、皆さんのオリジナル技法が他人にどれだけ理解・習得できるか疑問でもありますし…..。

僕のモデリングの基本は「完成イメージ」ありきで、マーキングまで決定しないと作る事が出来ないやつなんです。ひたすら出来の悪い頭の
中にイメージを擦り込むので、時間はかかりますが、その分忘れることはないんです。銀塗りも同様で「色系、艶加減、質感」等、イメージ
を作って行きます。そのイメージに達するまでひたすら「塗り・擦り・研ぎ」を繰り返すわけです。ブラシ派諸氏に理解得ないのは「塗り・
擦り・研ぎ」あたりなんですかねェ?

この辺が「筆の強み」であり、やめられんとこですかねェkatsumik and 漫画さん?

(*管理人から;「こんな風にしてみたい」という最初の出だし、これは大切ですね。完成形がその最初のイメージに近いか離れちゃうかは置いといて。(^^;  )


う〜む、深い。 投稿者:ペガサス  投稿日: 1月11日(火)21時10分38秒

確かに。銀に限ったことではないですが、特に無塗装銀の場合、機体によって部位によって状態は全く異なりますね。
大戦機の場合、実はプラモでよく目にする仕上げのようには艶がなかったり。
そのイメージはあるのですが、実践となるとまだまだ。

擦りと研ぎは、従来あまり着目されてなかったですね。エアブラシにも十分応用可能だと思いますよ。
こんな風に、新たなテクのヒントが生まれるのが異種格闘技の面白いところでしょうか。
それと、ひと様のテクは、たとえ真似できなくとも作品鑑賞の味わいが増しますね。

(*管理人から; 擦りと研ぎは車系の方々に造詣が深いかも、ですね。どんな分野でも先達が見えたら教えを乞うてみましょう)


そ〜いえば 投稿者:V・J  投稿日: 1月11日(火)22時52分29秒

昔、1/35の88mm砲(最初で最後?)を作った時、砲弾の色で悩みました。
初めラッカー系で塗ったのが気に入らず、同じラッカーを上塗りしたく無いので、
ハンブロールかパクトラのメタリックで筆塗りしたけど失敗、慌てて布で
擦ったら渋い鉛色になった事がありました。   失念してたなぁ(~~;
確か残骸の中に残っているか探ってみますか。

その後は飛行機に試す事もなかったので、今度やってみようかなぁ?
 ↑ 今後の銀系は何時になるやら?


そ〜〜いえば 投稿者:どんじ  投稿日: 1月11日(火)23時06分6秒

ブラシだけど(結果的に)研いだら面白かったのでそのまんま、
というのが私にもありました。

(*管理人注;ここでTa183の主翼画像が画板を提示していただきました。少しクッキリ気味の迷彩縁が、ティシュペーパーで擦るとほどよく馴染んで、という次第)


管理人から最後に。

このように惜しげもなく秘伝の技を書いて下さる先輩諸兄に感謝です。(^^) 余分なことを付け足しますと、筆であろうがエアブラシであろうが缶スプレーだろうが、それら「手段」でもって目指す「目的」は実感のあるカッコイイ〜塗装。ですので、上の文章の中になにかヒントを感じたそこのアナタ、さあ、とにかく試してみましょう。でもって新たに「お、これはイケル!」な手法が生まれたら、是非教えてやってくださいませ〜。

という次第で、このログはまだ追加されるかもしれません。はい。(2005年1月13日初出)


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