<豪州空軍RAAF迷彩色についてのあれこれ>
HELP 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月18日(火)21時59分15秒
ワイラウェイの塗りにかかりましたが、調べだすと謎の迷宮に。
RAAFのカモフラージュカラー、相当手ごわいです。そこで、FSカラーチャートお持ちの方、ぜひお助け願います。
以下の番号につき、Mrカラーの近似色を教えてください。
(○○を少し暗くした、とか、××と□□の中間、とかの表現がよろしいです)FS 34052
FS 34092
FS 30099
FS 35550もちろんFSをそのまま模型に塗るつもりはありませんが、謎を解く鍵になりそうなので。
タネ明かしというか、これらを踏まえた考察は、近々私のページででも披露いたします。
フェデラルスタンダード 投稿者:フェニックス 投稿日: 1月19日(水)01時29分54秒
ペガサスさん、今日は。
あんまり役に立ちませんが、下記のサイトはFSのチャートです。
もちろん、PCの画面の色調なので、ほんの参考ですが、どんな系統の色か?位はわかります。何にも手がかりが無いよりは、多少まし
かも?http://www.j-aircraft.org/research2/robgraham/fs595b.pdf
日本人ならニットコーかDICだ(^o^) 投稿者:がらんどう 投稿日: 1月19日(水)02時23分0秒
>ペガサスさん、フェニックスさんがFSチャートをご紹介さえているので、その次は飛翔バナイカイさんのサイトにFSカラーと既存
プラモ塗料の対照表をご覧になれば、おおよそイメージは掴めるかも。
http://tobanai.hp.infoseek.co.jp/cr-01.htm,
にしても、ヨンケイさんがつくったんだが、本当にいちいちカラーを塗って較べたなら、膨大な作業量だったでしょうねえ。前にIKEさん(現役施工関係者)と私(元商業施設内装屋)で話したことがあったんですが、日本のモデラーなら、アメチャンのなん
ぞ使わず、ニットーコー(日塗工)のチップかDIC(大日本インキ製カラーチャート)を使えよな! ってね(^o^)
がっく!・・ 投稿者:漫画さん 投稿日: 1月19日(水)09時49分4秒
FSチャートってどんなものなのか?RAFの指示で、米国内で生産したダークアース、ダークグリーンがああなんだから・・(P40,P39、
ボストン等)私個人的にはやまいさん製作のボーファオターの色がGoodだと思いますよ。G-50さんのベンジャランスも好きな色でした。
まあ、ペガサスさんがFSチャートそのまま信じるわけありませんが・・
FSカラー 投稿者:V・J 投稿日: 1月19日(水)12時16分49秒
>ペガサスさん
FS34092なら特色no302グリーンがそのままの色ですよ〜!
フォリッジグリーンとしても使える色かな。
ヒトラーの乗る船は? 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月19日(水)13時01分8秒
FS関係では皆様、どうもありがとうございます。
さすがV・Jさん、核心をついてます。
では、ちょっとサワリだけ・・
RAAFの緑にはダークグリーン(RAFのものとは色調が全く異なる)、フォリッジグリーン(訳せば葉っぱの緑)、ライトグリーン
がある。
同様茶色もアースブラウン、ダークアース、ライトアース。さらに英米国生産機はそれぞれのオリジナル塗料で塗られたり、現地で塗ら
れたり・・・と訳分りません。
やまいさんのボーについては、オーストラリア製ボーは、フォリッジグリーンではなくダークグリーンで塗られた可能性が高く、その色
はRLMブラックグリーンに近い・・・
お、昼休みが終わる。続きはまた。
短報 投稿者:やまい 投稿日: 1月19日(水)13時07分44秒
http://www.clubhyper.com/reference/foliagegreenrefgb_1.htm
まだちゃんと読んでないけど。(^^; ←今ごろみつけて焦ってるらしい
レスはまたのちほどちゃんと。(^^)丿http://redroomodels.bpa.nu/html/foliage.html
↑上と同じ内容かと。わいらうぇい画像がオマケ?http://www.clubhyper.com/reference/digitalcolourchartswm_1.htm
↑こっちは参考まで。http://www.ipmsstockholm.org/colorcharts/stuff_eng_colorcharts_australia.htm
↑もういっちょ。http://www.ipmsstockholm.org/colorcharts/stuff_eng_colorcharts_fs.htm
↑さらにエイヤッと。でも主にハンブローですね。(^^;
ぐはっ 投稿者:やまい 投稿日: 1月19日(水)17時21分11秒
>V・Jさん
ああ、ご隠居まで。(^^;
そう、某激作展会場で、拙ボーの色にカラーチップを合わせてみえましたねー、
わはははは(汗)。それはしかし、私とご隠居の仲(??)だから良いのであって、
そこのアナタ(誰?)がどこかの展示会で見知らぬ製作者の機体にやったら
エライことでっせ。(^◇^;) 米軍のミディアムグリーンが近似色でしょうか?>ペガサスさん
↑にいくつか参考情報のあるURL並べました。
で、ですね。ふっふっふ。あのハロウィン・ボーは、下塗りがブラックグリーンに
なってるんですねー、へっへっへ。そこに302をかぶせてあるの。
要するに、迷った時にはどちらにも融通が利く、それも灰降堂多色塗ですわ。
わはははは。 ←そーゆーのは普通、「ごまかして塗る」と言わないか?
重巡那智、入る比戸浦 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月19日(水)17時24分31秒
謎の迷宮の最大の原因は、フォリッジグリーンとダークグリーンの混同、アースブラウンとダークアースの混同のようです。
だって、ミディアムグリーン42(Kookaburra本にはこの記述もあり)とRLM70が同じ色とは思えないでしょ。ところで、どなたかKookaburra社刊「RAAF CAMOUFLAGE & MARKINGS 1939-45」のVol.1 をお持ちでお貸しいただける方はいらっしゃらな
いでしょうか。責任持ってお返しします。
お返事はメールでも結構です。
FS34092 投稿者:G-50 投稿日: 1月19日(水)19時25分42秒
グンゼ特色302のFS34092は私のベンンジャンスはそのまま使いましたが
一寸明るすぎるようです。やまいさんも言ってましたが18ブラックグリーン
を混ぜて(ブラックグリーンに302を混ぜる?)調整したら良さそうです。
何れRAAF P40Nで試そうと思っています。
続、RAAFカモフラージュ 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月19日(水)22時30分13秒
V・Jさん、画像ありがとうございます。CA−1の胴体にCA−9以降のインテイクですね。
RAAFのオリジナルカラー写真が、1枚だけ手元にあります。
EthellのWWII WAR EAGLESのP.45タイガーモスです。
皆さんもお持ちだと思うので、参照してみてください。
背景の色味から判断して、かなりよくオリジナルの色を反映していると思います。
下のワイラウェイとほとんど同じ色味ですね。さて以下、KOOKABURRA本の記述に根拠を置いた説を展開します。
このタイガーモスの色、初期のワイラも同じくフォリッジグリーンではなくRAAFダークグリーン、茶色はアースブラウンとなりま
す。FSでは34052と30099です。また、同文献では、P−40はオリジナルのオリーブドラブとニュートラルグレーだそうな。これは下面の明度がポイントかも。RAA
Fのスカイブルーは明度が高く白っぽい(FS35550)。つぎにヴェンジャンス。これはフォリッジグリーンとライトアース(ピーナッツバターの色だそうな)にスカイブルーという記述あり。
先のEthell本P.63には星のマークの同機がありますが、色的に近いかも。ただしライトアースというよりはダークアースかな。下面
色もニュートラルグレーには見えません。もっと明るい。1943年以降のワイラウェイとブーメランは全面フォリッジグリーン。白黒写真でも初期のものより明度が高く感じられます。(焼き
の加減といってしまえばそれまで)ボーについては前に述べたとおりで、ダークグリーンですが、退色しやすい色なのと、タイガーモスの写真でもRLM70よりは緑味が
強い感じがするので、やまいさんのボーは、かなり実機を正確に反映しているかも。とりあえず、こんなところで。
なお、この説の検証はしてません。あくまでネタ本に基づけばこうなる、ということでご理解を。
しまった〜(汗) 投稿者:やまい@な、長いッ 投稿日: 1月20日(木)00時19分40秒
さあRAAF塗色、おもしろくなってまいりました。「かっこよさげな色ぬっとけばいいじゃん」
というのも見識ですが、こうしてあーでもないこーでもない、いやそれはあの本に、
んでもこっちの解説では、なんてぇのが実に愉しいんですね。わははは。
こればかりは、何人かお相手がいたほうが断然ヨロシ。(^^)v
さすがV・Jさんはこーゆー時ちゃ〜んと画像をお持ちいただけますね。すごいなぁ。先にあげた幾つかのサイト内容で、RAAF機の公式塗粧要綱の変遷がわかりますね。
42〜3年頃は上面アースブラウン&フォリッジグリーン、下面スカイブルー。
43年12月からは上面グリーン、下面グレイ。←なんちゅー指定かと小一時間(略
で、44年5月末頃には無塗装でもええでしょとの方向付けが出てますが、実際に工場を
無塗装機として出た最初の機体は45年半ば頃のムスタングである、と。さらに、塗色に関しては各中隊や現地デポでかなりローカルなバリエーションがあったかも、
な可能性も示唆、そもそもフォリッジグリーンてのが、米ミディアムグリーンを真似しようと
調合した色でないかい?とかも。そこらはまあ読んでいただくとしてですね。←逃げたな
ペガサスさんが俯瞰していただいてるし、とりあえず、私はテメェのボー嬢の場合を。(^^;RAAF機の「生きてる」カラー写真はですね、他に「The Royal Air Force of World War Two
in Colour」(R. Freemanさん著)にスピットが混ざってまして。
45年初期モロタイ島に並ぶそれは、フォリッジグリーンと記載され、ラウンデルのブルーと
比較してもかなり暗調の上面緑。背景に写ってる木々の葉っぱにさも似たり、ですわ。で、うちのボー。英国からのものじゃなく、豪州生産機ですが。
これは箱絵のイメージ(インアクション裏表紙よりやや暗め?)も強く、かなり302番です。
部隊が機体を受け取ったのが45年になってから。でも白黒写真みると、若干明るいんですね、
この緑。Vetura社「Classic Warbirds No.6」の記載では、このボーさん達は
BALM(塗料生産会社だそうな)の「フォリッジグリーン(FS34092近似)」で塗られておるよと。
で、この塗料BALM S13983塗料は特に南洋の気候下だとヒジョーに退色しやすいと。さらに、同書ではこのグリーンが、ワックスつけて磨くとどんなに暗く写るかの見本写真を
掲載しとります。それがかなりブラックグリーン風。また、IN FOCUSシリーズの「Beaufighter Squadrons」には、最初に書いた暗調スピット風の
くら〜い緑らしきRAAFボーの白黒写真がありまして、それをもとにしたプロファイル図では
「dark foliage green」と造ったような(?)色名が。(^^;
要するに豪州ボーに、フォリッジグリーン塗りの機体と、より暗調な塗りのがあるとの
見方なんだと思うんですが、さてなぁ。だもんで、あんな風に塗ってみました。つまるところ、あの302番の色調がトロピックかつ
華があっていいなと思ったからなんですが。わははは(汗)。←ひ、ひどい彩度高め、やや明るいフォリッジグリーンと、シュバルツグリュン類似のダークグリーン、
この2つが混ざっちゃってる可能性で、ペガサスさんに賛成〜。(^^)ノ↑こーゆー色調等の類推(ってほどでもない)、面倒也!と思う方みえるでしょ?
ところがアナタ、やってる側はえらく愉しいんですね〜。うふふふふふ。
ふと思う 投稿者:どんじ 投稿日: 1月20日(木)12時06分3秒
戦勝国なんだから,カラーチップ付きの作業指示書とかの公文書が
しかるべきところにキープされててほぼとーぜんでしょうね<裸婦緑
ということで地元クーカバラ社の本を定本にするのは吉でありましょう。
でもまぁそれにしても褪色前の新品状態しかワカンないわけだし(振り出しに戻る・泣)。実はわが家にも数年来半完のワ〜イラウェ〜イ(ワイラウェイ)と〜ても好ぅきさぁ〜♪が
ありまして(MPM,『零戦』を墜とした機体になるはず),コトの成り行きを見つめさせて
いただきたく存じます。ところで,ドーピングしたブーメラン(タービン付けて尻尾はP51化)に挑む
勇者はいないのだろうか。
1942年12月26日 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月20日(木)12時43分45秒
ブナ付近、高度1,000ftにて3機で戦術偵察中、眼下にZeroを発見、ダイブしてfront quarter attack(これがどんなものかご存知の方、
書き込み願いまーす)により撃墜した、No.4sq所属Flg off J S Archer, Sgt J L Coulston搭乗、s/nA20−103、コードレターD
ですね。
私もそれにしようと思った時もありましたが、5sqにする予定です。
MPM72の胴体ラウンデルのデカールは過大、Dのレターは実機写真ではもっと細いので要注意ですよ。それでは、RAAFカモフ話の続きにお付き合いください。
結局つまるところは、やまいさんがいみじくも述べられてますね。
私の結論も全く同じで、「FSナンバーはシカトして、それらしい色を塗っておけばヨロシ」です。退色と現地部隊での再塗装/タッチ
アップが著しい中、これだ!と決め付けるのは無理があります。
ラウンデルの青だけ刷毛で塗りなおしている記録写真もあったりして、これだとラウンデルとの明度差も絶対的ではない??と、先に結論を言っちゃいましたが、さらに蛇足を。
Kookaburra本では、RAAFの公式カラーチャートであるK5なるものを参照して、色名とFS番号に各色の解説を記述してます。とい
うことはK5にはカラーチップがついているのか? ということで、色名とFSナンバーの信憑性については、このへんを念頭に置いた
上で、模型への適用は皆様それぞれご判断ください。それと、44年に定められた塗装規定の写しも記載されており、「上下面フォリッジグリーンで塗るんだコノヤロー」と明記されてま
す。ということはやまいさんを小一時間悩ませたサイトの記述はペケ。ま、「43年12月からは上面グリーン、下面グレイ」じゃあねー。
それに「無塗装機として出た最初の機体は45年半ば頃のムスタング」って、戦争終わるじゃん。
でもそれ以前の規定が無いのですよ。それでVol.1にないかなあと依頼した次第。いずれにしても、RAAFオリジナルの「緑色」(および「褐色」)は複数あった、と考える方が様々な事象を合理的に説明できます。
それがダークグリーンとフォリッジグリーンなのか、フォリッジグリーンの色違いなのか、私には分りません(といっても前者を支持し
ます)が、模型に塗るにはそんなのどーでもいいですね。で、例の本をさらに読むと、新たに43年以前の下面色の謎が・・・
ふふふのふ 投稿者:どんじ 投稿日: 1月20日(木)13時02分20秒
>ペガサスさん
さっそくどうもです。やっぱり現物で構築した本なんですね<クーカバラ蛇足であります/
下記の本に所収のワイラウェイのエピソードによりますと,
この武勲機(腹文字D)が落としたのは,実は(他の?)戦闘空域から
被弾離脱した隼だった可能性が高い,とありまする。
この腹文字Dの撃墜,よっぽどうれしかったらしく,保存されてますね。
(現物の103号機かどうかはいま〜仕事中なんで〜わからんです)
保存機は再塗装されたみたいなんで,MPMのマーキングはそっちに
引っ張られたのかもしれません。中公文庫
第二次大戦航空史話(上)/秦 郁彦
昔は新書判?で三分割で出てたやつですね。いまとなっては
きびしい考証などもあるかもしれませんが,ノンフィクションとして
まだまだ読ませる本と思います。....いや,こういう(バカ)話の応酬は楽しいですねぇ...<管理人殿
2005年をむかえて、 投稿者:やまい@また長すぎか 投稿日: 1月20日(木)13時25分44秒
>どんじさん
それが。英連邦、されど豪州というわけで?(汗)<公文書
ハイパーのブレットさん含め?、どうも豪州のその筋でももめている、認識が統一されて
いないってのが、先の↓サイトでも。まあどっかの国でも艦戦のグレイがいまだに(略そんなことで、クーカバラの他、ベンチュラ、レッドルーなど、地元出版社でもどこか
決定的決め手にまで至っていないような・・・。
そこらは、ペガサスさんが読んで教えてくれるでしょう、わはははは。←おい
確定が出ないで周辺までって段階のほうが、雰囲気塗りの私なんぞはウレシイかったり?
えへ。>ペガサスさん
いわゆるフォリッジグリーンなる色と、ダークグリーンと、最低2色ある感じ。賛成。
少し気になるのは、英語のニュアンスで「dark green」が示すのが、規定された
「濃緑色」という色名なのか、それとも「濃い緑系の色一般」を指すのか、ひょっとして
そこらも文献で混乱してないかな、とも。「松葉色」とか書いちゃえば良いのにな(笑)。
下面色も、スカイブルーなる色が、どうもそんなに青くない気が(汗)。ここでまたお読みの方々へ。
豪州機の塗色について、ペガサスさんの問いかけでずんずん深くまで行きまして、
さらにご来訪諸兄の知識と経験で管理人の浅薄加減を補っていただいたりしつつも、
そこで私がひっかきまわして(笑)ってのはここでよくあるパターンですわ。(^◇^;)で、ひとしきりディスカッションが済んで「ま、模型は模型だし」的収束になりますと、
「なんだ、それじゃ最初ッからややこしいこと考えないで塗っちゃえばいいじゃん」と
いう反応もありますでしょ。んでもね、このあれやこれやの考察をした上で塗るのと、考察
しないで塗るのと、結果的にあまり変わらない模型塗装になったとしても、「趣味」と
してはですね、考察かけたほうが断然深みのある興趣豊かな1機になるんですね。考察かけると、完成した机上の機体眺めつつでも、当時迷彩色を規定したであろう軍の
会議風景や将校さんたちの思い、マスクしてぶわーっと実機を塗ったであろうデポ員、
さらにその機体を磨いた中隊の整備員など、うっすらとその表情がみえるってもので。てなこと含めた楽しみですよね、どんじさん。(^^)丿
愚にも付かない、役に立たない事柄に注ぎ込む思考、労力こそは趣味の神髄〜。うへへ。
したり,にやり。 投稿者:どんじ@仕事してんのか 投稿日: 1月20日(木)16時31分51秒
>豪州色曼陀羅(謎)
負け戦ではじまって戦線は広大,ディフェンシブな戦いだし
総本家英国は本土戦の恐怖からさっぱり物資・人員の抽出もしてくれないし,
やけのやんぱち自力更正でこさえた練習機上がりの戦闘機たちですもんねぇ,
それの色なんてもうロット毎部隊毎作戦毎の間に合わせで当然でしたことであります。
緑に塗るとサバイバル性が向上しそうなんだが,なんとかならんか(上層部),
なんとかしてくれ(搭乗員),なんとかしましょう(現場の親方),の
世界であったことでありましょう。つまりそういう感じの緑の塗料ならそれで
望みは成就されたわけでありましょう....。...てな感じまで行くと妄想なんでしょうが,そのへんの妄想っぷりがまた楽しからずや。
知らずして正鵠を得るを天才と言うならば,小生のような
凡人は知る限りを知って過ちを減らすことをムネとしたいなぁ,てなことですわ。なんもかんも適宜適当で済ますと,いざ出来上がりを前にして,よそ様と
語り合えることをむしろ減らすような気がします。
要は作品はある意味『ネタ』,ネタならいろいろ仕込み仕掛けがある方がよろし,
それが工作のギミックや塗装のワザばかりでなく,
考察の部分であってもいいではないですか,などと。
文字D? 投稿者:V・J 投稿日: 1月20日(木)21時47分47秒
>ペガサスさん
UGH!ですな〜、可愛い龍?がついてますね。
此方に一杯画像が・・・・・・
http://www.jetphotos.net/viewphoto.php?id=268864>やまいさん
かわりに如何ですか? エンタープライズにも関係あるかな〜 (^。^)y-.。o○
WOW! 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月21日(金)12時45分21秒
いいわあ〜V・Jさんのワイラウェイ画像。
うっとり見とれてました。
後でゆっくりDLしようっと。さて「D」ですが、残念ながら(?)実機はドラゴン(のD?)。
MPMにもデカールがセットされてます。日章旗1つとともに。
これが翼馬なら?モチロン!front quarter attack 引き続きカキコプリーズ。
やまさん(略すなって)、RAAFカモは私のページでも掲載すべく執筆中ですが、お暇なときに過去ログ保存願います。
議論の全てを書ききれなく、こっちも見てね、としたいので。
いやー、きちんと書こうとすると分らないことだらけ。
でもって以下は「+α」分。ネタ元はRED ROO社(http://www.redroomodels.com/)刊「UNDERSTANDING RAAF AIRCRAFT COLOURS」(Revised Edition、'99)
豪州空軍機はAGI(Aircraft General Instruction)で塗色が規定されていて、1940年10月に「Foliage Green and Dark Earth upper surfaces Silver under-surface」、1942年7月には「Foliage Green and Earth Brown upper surfaces Sky Blue under-surface」、そして1944年5月に「Overall Foliage Green or left uncamouflaged with fabric surfaces doped in aluminiumfinish」なんだそうで。ただし、この規定が発効と同時に全作戦機がそうなったわけじゃなく、また例えば44年5月までAGIには図面がなかった(迷彩パターン等は現場任せ?)ってなやや大雑把な印象もあるわけで。(^^; まあそれは英国と米国から大量の航空機(たいがい生産国仕様の塗装)を迎え入れてたからという事情もあるのでしょうが。(注;砂漠迷彩で届いちゃったスピットファイアVIIIを豪州色で塗り替えたりとかは有り。←ミッドストーン部をフォリッジグリーンに。てことはダークアースとAzure Blueはそのまんま?)
問題のフォリッジグリーンは、米軍のミディアムグリーン42に近く、現代ではFS34092に近いようですが、やはりビミョーに違うと(汗)。残ってる当時の色見本だとFS24096をほんの少し彩度高く(もしくは緑寄りに)した感じ、だそうな。類似色としてFS24079なども。
組みあわせて使われたダークアースは英軍のそれと同じ。アースブラウンはFS20099を少し暗調にした感じで、かなり暗い茶色らしく。
下面のスカイブルーはFS25550もしくは25662が近似。青みは軽度でかなり白っぽい明灰色系かと。
結局はですねぇ、規定があってもそれと現場は別な可能性が結構あるわけで、アテになんないですなぁ。やれやれ。(^◇^;)
以下、さらにお話は続きましてですね。
コアラ、カンガルー、カモノハシ 投稿者:やまい 投稿日: 1月25日(火)13時55分5秒
「なぜ豪州なのか?」の点、それはですね、英連邦としては英機、合衆国からはおそらく 英軍の規定にあわせた(あわせようと努力した)英仕様米機、そして豪州国産機と、似通ってはいるけど別塗料で塗られた3つの流れがあったろうと。こんな風に3系統の機を使っていた国は他に無いので、それゆえにいまだに色調であれやこれや本国でも論争があるのだろうと思うわけです。
備忘的に書いておくスピット8の話。
この機、豪州に送られたかなりの数が、英国でいわゆる砂漠迷彩(ダークアース+ミッドストーン+エイザーブルー)を塗られて豪州に到着。ところがこの色の迷彩では全く現地に合わない(笑)。だもんで、ミッドストーン部を 豪州のフォリッジグリーンで塗り替えたと。赤と黄の入ったラウンデルも塗りつぶし。だもんで、豪州スピット8の写真をよくみると、こうして塗り直された機は下面と上面の 迷彩色の境界が、グリーン部でややはみ出し気味。またラウンデルの黄縁を塗りつぶしてあるので、ラウンデル周囲には迷彩パターンからずれたグリーンの環ッか状部があると。(そんな理由で、フォリッジグリーン+アースブラウン機みたいなコントラストの弱さは、 スピット8のフォリッジグリーン+英ダークアースの組みあわせだとみられず、か?)
で、豪州機コードレターは白とも見えますが、実はかなり白っぽい塗色であるスカイブルーの可能性ありと。(規定ではそう書いてある模様
以下、妄想。
英軍ダークグリーンを米で真似た近似色がミディアムグリーン、それをさらに真似た?のがフォリッジグリーンじゃないのかしら、なんて気もするんですが。
(だもんで、かなり似通った「濃い緑」が3つ、豪州機に?)
そーすると、緒戦の東南亜細亜方面の野牛達、ダークアース+ダークグリーンじゃなく、オリーブドラブ+ミディアムグリーンの可能性が?
ページ修正 投稿者:ペガサス 投稿日: 1月26日(水)12時08分40秒
RAAF塗装規定とマーキングの項に訂正と追加(ラウンデルの規定)をしました。その他、クーカバラ本に興味深い記述があったので、訳してみました。
米空軍は豪州空軍に助言してやるよ。飛行機は無塗装がいいだよ。だってこうだよ。
高性能機に有害な影響を与える。
レーダーの普及により今や視認性の重要度は低い。
通常、地上の機体は攻撃から防御されている。
飛行場の位置は敵に知られている。
迷彩塗装の維持施設の省略が期待できる。
清浄を保ち表面クラックなどの検査が容易である。だから俺達は無塗装にしたんだよ。迷彩なんて時間と人員と資材の無駄だよう。
これを聞いた豪州空軍の偉いさんは各方面軍司令に44年5月1日手紙を書いた。
戦闘機、戦闘爆撃機、中/重爆撃機は色塗っちゃいかんぞ。だけど布部はアルミドープだ。
それ以外の飛行機はみな1色で塗れ。
基本は緑1色だ。ただし、例外もあるぞ。
夜間戦闘機、夜間偵察機は黒1色。
写真偵察機は青1色。
練習機は黄色1色だぞ、分ったか。だけどそれじゃあ、ドープとソルベントが尋常じゃなく必要だ。
通常の塗り替え時期までは、今の塗装を残してもいいぞ。そして5月3日には追加の手紙が出された。
無塗装機にはしっぽの白を残すんだぞ。それとラウンデルは昔のまんまだぞ。
「有害な影響」(原文直訳)というのが笑えます。「緑」は原文でもただのgreenです。
という次第で、このログはまだ追加されるかもしれません。はい。(2005年1月24日初出)
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 花 | 無料ホームページ ライブチャット ブログ | |