オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックによる「ローマの休日」、そのネタ元にもなったという王女様の恋の物語。その背景にたたずんでいた青い機体を形にということで、Lifelike社製の逸品デカールを使って。

このハリケーン、Last ofn the Manyは、前回国王杯レースで2位。そこでトップを狙うべく、アンテナ柱をとっぱらってホイップ型に替える等(スピットの単排気管は既に前回から装備の模様)、チューンナップしたものの、レース当日の天候悪化でレースそのものがキャンセルに。

↑犬は、どうみてもボーダーコリーです本当にありがとうございましたですが、実際には王女様の愛犬はミニチュア・ダックスであったらしく。それが脱走、姉君のコーギーとほにゃららで生まれた仔犬から、遂にドーギー(ダックスのDとコーギーのミックス)なる犬種が固定されるに至ったのは、また別のお話。

この機体のブルーはもっと明るめの色?(ライフライク社デカールの側面図のごとく)とも思いましたが、モノクロ写真でかなり暗く見えるものがあり、また当時の記載で「ホーカー社有機をダークブルーに塗って」とあるので、まあこんなもんでしょ。ほんとは青天使隊機の塗りを試してみたんですがね。うは。

例によって、謎のお話予定個所。ヽ(゚∀。)ノ ←と思いましたが、ネタが既にして「秘話」の類なんで無理でした。m(_ _;)m


結局、年の離れたふたり、王女様と離婚歴のある空軍大佐とのお話は、王女様の伯父さんが王位を捨てて恋に走ったことの後遺症もあり?実らぬことになるわけですが。その背景にこんなブルーのハリケーンがいた、そしてその機体は今も昔日のようにマーリンの音を響かせつつ英国に棲んでいるんだなということで。

m(_ _;)m

<参考文献> 

砂色ハリケーンのほうにまとめて。ネット上では検索でひっかかってくるAir Britainのサイトの画像が一番情報量多し。周辺事情はウィキ等でも。またお馴染みのmodeling madnessサイトで、 http://modelingmadness.com/reviews/alliies/cleaver/tmch2c.htm がなかなか参考に。

(2011年9月11日 初出)



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