<Let's Dance with Firebird>

JANO-CON 参加品


使用キット。2002年発売の限定版で、レギュラー・キットのデカールは省略されております。箱にどどんと載ってる実機写真が最良の資料に。(^^;

すでにやや年季の入ったH社1/72、トーネードシリーズの迎撃機タイプ、F.3でありますね。その中でも2000年のファーンボロー航空ショーに部隊クレストのマーク" A Phoenix Rising from the Ashes "をフィーチャーして目を引く特別塗装で登場した、第56飛行中隊の1機。限定版で出ていたキットで、デカールもそのまんま使ってみました。可動式の主翼は展張状態で固定、折り畳んだ時に後ろのエッジが入る収納部を整形。ファーンボロー出場時は主翼パイロンもつけてたようですが、今回は全くのクリーン状態で。

この飛行中隊、No.56というのは英空軍でも指折りの伝統を持っているよーで、第一次大戦時にはAlbert Ball大尉やJames McCudden大尉といった私でも名前を知ってる(笑)エースがSE5Aを駆って所属した部隊。WW1後、1920年1月にいったん解散されたものの、なんとそのたった8日後(!)にはエジプトのAboukirで再編。ここら辺りが部隊マークの「火の鳥」、不死鳥たる由縁でしょうか。そもそもこの火の鳥=不死鳥ってのも、エジプト神話に起源をもつ死と再生の象徴ですからね〜。エジプトで再編時に制定されてると実に辻褄があうんですが。でも正確にいつ部隊マークが火の鳥になったかは分りませんでした、すんません。(^^;

第二次大戦中はというと、ハリケーン装備飛行隊としてダンケルク撤退を援護し、バトル・オブ・ブリテンの渦中をくぐり抜けてタイフーンに機種を変更、さらにテンペストをもってV1飛行爆弾の迎撃任務にもあたったようです。その後はミーティアやバンパイア、ハンターを飛ばし、さらにライトニングでは真紅の垂直尾翼でデモチームにも選ばれたりと活躍。で、ファントムを経てトーネードF3の転換部隊となるわけで。だもんで(転換部隊ゆえ)、飛行中隊名に「R(=reserve)」がつくんですね。紅白チェックや真っ赤な尾翼のライトニングも良いですなぁ。

当初から、あまり格好のよろしくない脚を収納した飛行姿勢で行こうと目論んでおりまして、ゆえにキットには含まれてない乗員を、F社のトムキャットから流用。装束もそのまんまで塗りだけをそれ風に。(^^; 前後ともコックピットが狭いので、両足は加工しないとおさまってくれませぬ。腕と首が別部品なので、後席ではこちらを向いてサムアップ中に(↓キャノピーかぶせる前の途中画像)。キャノピー枠は赤いデカールの背景に元のグレー枠がみえるんですが、個人的嗜好で黒塗りのみに。(実機写真は2000年10月号の各誌あたりを参照)

しっかしこのキット附属のデカール、ややヘタリ気味(年月経過)もあって、かなりてこずりました。マイクロのゾルが大活躍。さらに問題は主翼と胴体上面にくる白点線のWalk way line。このラインはいっそ貼らずにおいたほうが吉かも。点線を輪郭にした透明ベタ大面積デカールになってまして、不要部を切り取る手間を怠けたからさあタイヘン。シワシワに(涙)。かといって点線にそって切り抜いてたら、今度はまっすぐ貼れずにヨレヨレになってた可能性もありますしなぁ。「踏みなさんなよ」「押しなさんなよ」の文字だけでも雰囲気は良好かと愚考。

スタンドは、ハンズで調達してきたアクリルブロックに透明パイプを接着、機体の腹にあけた孔(涙)との接点は、モビルスーツ系別売り部品の自在ジョイントを使用してみました。ずっと自在にしておくつもりはなく、みめよい角度が決まればそこで固定しちゃうつもりでの使用です。

最近は食玩でも完成品ダイキャストでも品質が向上してますから、この手のスタンドモデルにするときはミョーに気をつかいますね。(^^; およそテメェの趣味で作ってる以上は、どっかの工場で大量生産されてるその手の「商品」には負けたくない(笑)。でもまあ、そーは思っても、ねぇ(汗)。

このページのトップと同じく、支柱を消してみるの図。↑この角度やひとつ上の画像みたいな角度だと、キットの外形ラインで不満な部分がもろに出ちゃいますな(汗)。キャノピーラインが強すぎ(おでこ)、鼻先が長すぎかつ先端へ向けてしぼりすぎかと。ま、ある意味でH社製品らしい輪郭かも、ですが。ヽ(゚∀。;)ノ  ほんのちょっとした角度で見え方がかなり変化する複雑な機首、四角い胴体から丸いレドームへの不連続線の消化不良でしょうか。みる角度によっては、十分にカッコイイんですがね〜。レドームの辺りだけ切断して、削りだしたのですげ替えると雰囲気が良くなるかしら? ←そこまでの気力は到底ナッシング

なんか↑自分で撮った画像みてて、レドームの軸まで前下がりな気がしてまいりました。うへぇ、機軸とつながってないんじゃぁ?(汗) この辺が、別タイプとコンパチなキットのアレでナニでしょうか。うーむ。

↑これが当初の予定画像@完成図。1月中旬から後半にかけて出来上がるはずだったのが、2月にずれ込んでボツ(泣)。

とまあ、そんなことでございますわ。(^^;  後からの情報収集によれば、72では攻撃型ならレベル(ドイツレベル)のキットが良いとのこと。戦闘機型はどうなんでしょうね。イタレリさんのが今回のより少し素直なラインかとも思えるんですが、ま、いずれやってみましょう。あ、48なら本家母国エアフィックスのがありますが、これはかなり根性が要りそうなキットかと。(^^; でもやってみたいなぁ。

参考文献

今回はなんと!参考文献らしきものが皆無なんですね〜(汗)。キット箱の写真がいちばん。はい、終了〜ってのも味気ないんで、ネット上の情報をちょいと。コピペでどうぞ〜。

http://www.raf.mod.uk/
本家本元、英空軍サイト。ここで画像を探したり(ちょっと小さい)、あるいはスコードロンの歴史に感心したり。

http://www.airliners.net/
こっちは膨大な画像(それも大きく鮮明)を抱えるヒコーキ系趣味人には必須のサイト。ここでキイワアド検索をかければ、今回の火の鳥機そのものも出てきますな。(^^; ←遅すぎ

(2005年2月7日初出)



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